根管治療は途中で
中断しないで
ください

根管治療は他の治療と比べて通院が多いので、「治療が進んでいるのかわからない」「いつ終わるのか?」と中断してしまう患者さんもいらっしゃいます。
通院回数が多い理由は、歯の根の中にある管は、複雑な構造を持っているため、むし歯に感染した部分をしっかり取り除くまで時間がかかるからです。
治療中は仮蓋や仮歯で一時的にフタをした状態です。治療を中断してしまうと、再感染のリスクが高まり、最悪の場合には歯を抜かなければいけません。
大切な歯を守るためにも、治療が完了するまで通院を続けてください。

根管治療の通院回数は
通常7〜8回程度

根管は歯によって形状が異なり、非常に複雑な構造をしているため、通院回数が他の治療に比べて多い傾向があります。通常7〜8回程度を目安に治療を行いますが、患者さんの症状やお口の状態に応じて異なる場合があります。

再感染を防ぐための対策

根管治療は大切な歯を保存するための治療ですが、再感染して再治療になることもしばしばあります。再感染の原因は、根管内に感染部分が残ったままだったり、治療後に適切なケアが行われなかったりすることが挙げられます。
当院では、再発リスクをできる限り抑えるために、歯科用CTやマイクロスコープを使って、精密な検査、治療を行っています。

むし歯の再発を防ぎ、
大切な歯を
長く残すために

むし歯が進行して、むし歯菌による感染が神経にまで広がると、食べ物や飲み物がしみたり、ズキズキと痛んだりといった症状が現れます。そうなると、日常生活に支障が出るほど強い痛みが出たり、頬が赤く腫れることもあります。
以前は、歯を抜くしか治療法がありませんでしたが、現在は歯の神経を取り除き、歯の根を消毒して密閉する「根管治療」を選択できるようになり、歯を残せる可能性が広がりました。

春日部市緑町にある春日部堀池デンタルオフィスでは、なるべく歯を抜かずに、大切な歯を残すことのできる根管治療を優先しております。また、歯科用CTやマイクロスコープを用いた精密な治療を行っています。不安なことやご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお尋ねください。

むし歯の進行段階と
治療法

むし歯は細菌による感染症です。放っておくと歯の表面から内部へと感染が進行します。ここでは5つの段階に分けてご説明します。

初期むし歯(CO)

初期のむし歯は、歯の表面が白く濁っています。歯を削る必要はなく、適切な歯磨きと、フッ素塗布などの歯質を強化するケアを行えば、歯が修復(再石灰化)する可能性があります。

エナメル質までのむし歯(C1)

歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、再石灰化による治癒は期待できません。感染した部分を削り、歯科用プラスチックで修復します。削る際に痛みを伴わないので、麻酔は不要です。通常、1回の治療で完了します。

象牙質まで進んだむし歯(C2)

象牙質までむし歯が進行した場合は、感染部分を削り、金属やセラミックなどの詰め物・被せ物で修復します。象牙質は神経に近いため、麻酔をしてから治療を行います。通院回数は2〜3回です。

神経まで進んだむし歯(C3)

神経が感染した場合は、感染した神経と血管を取り除き、歯の内部を清掃・消毒し、無菌に近い状態にするために薬を詰めます。これが「根管治療」で、歯を抜かずに保存できる治療法です。通院回数は7〜8回で、最終的に土台を築いて被せ物をします。

歯根だけ残ったむし歯(C4)

歯根だけが残っている場合は、歯を保存できる方法はほとんどありません。歯を抜いて、入れ歯やインプラントなどの義歯で補います。

根管治療の流れ

根管治療がどのように行われているのか、順に解説していきます。

歯根の長さの測定

歯の内部の血管や神経を取り除き、「根管長測定器」を使用して根管の長さを測定します。

根管の清掃

むし歯菌に感染した歯の内部の歯質を徹底的に取り除きます。

根管充填

薬剤を歯の根の先端まで、すき間なく詰めます。歯の内部を無菌に近い状態にしてから、仮のフタで密閉します。

土台と被せ物

歯の根の上に土台を築いて、被せ物を装着したら治療は完了です。
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tel. 048-812-8521

診療時間
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(一般歯科も他の平日と同様に診療)
※祝日がある週は水曜診療
休診日:水曜・日曜・祝日